お稽古の見学 2017年11月
今月のお稽古の日には、3人の方のお稽古を見学させていただくことができた。
皆さん見学を了承してくださって有難かった。
どの方も裾よけ~着物の着付けまでのお攫いの回。
お2人の方がご自分で着てきた着物を一度脱いでからのスタートだった。
ご自分だけで着た状態でも、充分にきちっと着ておられた。
でも、お稽古が終わったあとの着姿は、どの方も裾が適度にすぼまって、背中とお尻にシワがなく、おはしょりも一直線で更に美しかった!
着物の柄の良さも引き立って見える。
姿勢もスタイルも良く見える。
先生がPERSOLさんのインタビューで仰っていた言葉、
(以下、引用)
「着物を自分で着られるようになる技術」と「着物を美しく着るための技術」では、朝ごはんとフランス料理を作るのと同じくらいクオリティーに差があるんですよ。」
まさにそれが目の前で確認できた。
ビフォー・アフターで、押し並べて皆さん美しくなってるって凄いことだな。と思った。
それぞれ、緊張気味の方、(お子さん連れだったので )なかなか集中が難しい方、リラックスされている方、お仕事で着物を着ている方も、そうじゃない方もいて。
先生は、伝えるべき事は伝えながらも、その人その人に合わせて言葉や手の出し加減、距離感を調整されている。ような気がした。
伝えるだけ伝えても、その人が飲み込めなくては意味がない。
着物の腰紐を結ぶところはとても重要なところ。
手の動きの早さ、目線の場所、押さえる手の強さがどれくらいか、紐の位置、気持ちは焦るけどゆっくり確実に一つ一つの動作をすると、いかに綺麗な着姿になるのか。
後ろにいてはっきり現象として見ることができた。
みなさん、着姿が変わって驚いているご様子だった。
お稽古に来たら、驚き、嬉しさ、課題、何かしら持ち帰って貰えるような先生にならないといけないんだなと思った。
とはいえ!まずは伝えるための自分なりの筋書きが必要。
12月は原稿作成を頑張る。
振袖の帯結び 道のりは遠い
振袖の文庫結び。
リボンのタックの取り方、広げ方が上手くならない。
きちっと羽を3等分に折ろうとしても、きれいに揃わない。
帯枕も固定できたつもりでも、最後はグラグラになっていたり。
参考書みて、色々試すも今のところ解決策がわからず。
このまま練習続けていても、根本的な所で動作が違っていると上達はしなそうなので、次のお稽古でもう一度、先生に上手くいかない部分を見ていただく。
覚えが悪い自分との付き合いはもう長いんだし、ここで拗ねずに人の5倍は時間もお金もかかると割り切って、モチベーションだけは下げないように、自分なりに進んでいく。
機織り体験 at生活のたのしみ展
ほぼ日の「生活のたのしみ展」に出店されていたアトリエシムラで機織りの体験をさせてもらった。
志村ふくみさんの「アトリエシムラ」で染められた、やさいしくて美しい色の糸で織らせてもらえて感動。
①杼で横糸を通して ②踏木を踏んで ③筬でトントン
一度やってみたかったトントン。
横糸を通す道具の名前が「杼」
横糸を打つ道具が「筬」
というのも初めて知った。
織ってる間の高揚感すごかった。
でも、この工程は機織りの最後の2割位分で、縦糸を張るところまでで8割終わっているそう。
あの無数に見える縦糸をどうやって張るのかも見てみたい。
リボン付きの羽織紐
羽織に目覚めてから羽織紐を選ぶ楽しみもできた。
リボン付きの羽織紐。
リボンはレースとかじゃない可愛らしすぎない素材?で取り外しもできる、いちりんさんのオリジナル。
ウールのアンサンブルも気に入ってるやつ。
紺地に手毬状の花。
自主練 最後まで気を抜かない
練習する時は、お客様が目の前にいる実際の着せ付けの現場だと想定する。
着物、帯、小物全てお客様の持ち物だと思って丁寧に扱う。
帯と着物を解いた後、畳んでお返しするところまでを失礼のないように、見られていることを意識して行う。
手順を間違えないでやる事に精一杯だった時には、どうしてもお座なりになっていたけど、
(先生には毎回ちゃんと意識するように注意を受けていた)
やっっっと最近、気を付けて練習できるようにはなってきた。