きもの 草々

着物着付け師、着物講師を目指して勉強中。着せつけ練習や着物でのお出掛けの記録。

日記* コーディネートセレクトに同行しました

昨日は、師匠の吉澤暁子先生が監修しているInstagramアカウント「日本橋好み」のスタイリング現場に同行させて貰いました。

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毎週金曜日に吉澤暁子監修のスタイリングがアップされています。

 

日本橋好みの担当さんと先生で今後のスケジュールなどを打ち合わせた後、12パターンのコーディネートの選定でした。

仕事のデキる女性2人がサクサクと仕事を進めていくのが、なんとも気持ち良かったです…。

 

日本橋好みの配信が始まってまだ8ヶ月くらいで、顔を合わせてのミーティングは月に何度もないはず。

なのに信頼関係がしっかり出来上がっていて阿吽の呼吸で反物の山の中から何パターンものコーディネートがあっという間に決まっていくのが圧巻でした。

 

なんのお手伝いが出来たわけでもなくご好意でお仕事現場を見せて頂けたというだけで、正直、今日見たことがすぐに自分の仕事ややるべき事に活かせる訳では無いです。

着物コーディネートの監修のお仕事なんて道に転がってるものじゃないですし、そうそう取れる仕事ではありません。

 

でも、複数パターンのコーディネートを瞬時に決めていくセレクトの仕方、そしてクライアントさんと信頼関係を築くやり取りの仕方を目の前で見れたこと。

2つに切り分けて考えると、今日見聞きした事を役立てる場面を作り出すのも無駄にするのも今後の自分次第かなと思います。

先生が同行させてくれたことへの自分なりの理解です。

 

とはいえ、同行中は「このコーデ可愛いいぃぃぃぃ!!」とちょいちょいユーザー目線で見ておりました。

完成したコーディネートがアップされるのが楽しみです✨

 

日本橋好みInstagramアカウント↓

https://instagram.com/nihonbashigonomi?utm_source=ig_profile_share&igshid=1lj8vqtzto2db

 

#吉澤暁子

#吉澤暁子きもの着付け教室

#日本橋好み

#着物コーディネート

 

 

 

 

文様のコト覚書き * 天神唐草文様

蔓植物のツルが枝分かれしていって先がクルクルと巻いている様子を図案化したものが「唐草文様」です。

クルクルに葉っぱがついていたり花が咲いていたり、バリエーションは様々あります。

 

初めて買った普段着用の帯が、黒字にドットと花唐草文様が織られたものでした。f:id:md0426:20190325140923j:image

10年前くらいにリサイクルで買いましたが、手持ちの大概の着物に合うし今でも気に入っています。

 

昔から日本にある文様ですが、洋風だったり可愛らしい雰囲気にアレンジされている上に柄として控えめなので、モダンにも古典柄にもポップにも馴染みやすいです。

 

で、唐草文様のバリエーションで特にかわいくて好きなのが「天神唐草文様」です。

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蔓に梅と笹と何やら丸いものがついています。

 

天神唐草の「天神」は、天神さまに咲いている梅の事を指していて、菅原道真公は梅が好きだったので必ず植えられてるのだそうです。へー。

 

笹は、どうやら天神唐草文様はそもそも「笹蔓文様」という名物裂が元になったのだそう。これもへー。でした。

 

そしてもう1つ丸い模様、なに?とずっと思っていてこれが知りたかったのです。

調べてみると「松毬」(まつかさ)といって松ぼっくりのことだそうです。

梅、笹(竹)ときてるので、何となく松絡みっぽいぞとは踏んでいましたが、かなり抽象化されてるので松ぼっくり…かなぁという感想です。

「ちちり」とも読むそうで、なにそれかわいい…!とキュンとしました。

 

松竹梅は日本の吉祥文様なのでおめでたい席にも良い柄です。

 

因みに、「天神唐草」とネットで検索すると殆どは山岸凉子の「天人唐草」の情報が上位表示されています。

衝撃のラストで有名なアレです。

 

そして唐草文様はアラベスクとも言います。wikiさんによると厳密にはイコールではないそうですが、山岸凉子といえばアラベスクも有名です。

でも1番好きなのは日出処の天子です!

新年会と今年の抱負。

吉澤暁子きもの着付け教室の2019年合同新年会に参加してきました。

当日の着物。

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無地場の多い南天の飛び柄小紋に宝尽くしの袋帯セミフォーマルでした。

全体が淡い色だと、どうしてもどこか引き締めたくなってしまい、帯締めは紺と白染め分けの平唐組にしました。

グラデーションが綺麗で一目惚れ。

訪問着や付け下げにすべきか迷いましたが、新年会で着たいと思って誂えた着物だったのでこれにしました。

 

今年の新年会は幹事を努めさせていただいたのですが、事前打ち合わせで姉弟子さんから「お迎えする側は末広の銀色の面を表に出す」ことを教えていただき、この後さし直しました💦

学びでした…

 

幹事自体が初の体験で分からないことだらけでした。

姉弟子さんに色々と教えていただきながらなんとか事前準備を進めましたが、当日は予想通りの木偶の坊ぶりを発揮しておりました。

申し訳ない!と反省しきりではありますが、今回は出来ない事前提で私に勉強させてあげようということでの幹事任命だったのかなと思っている部分もあり、その意味では沢山勉強させていただきました。

悩んで大変な思いをした経験も、直ぐには役に立たなくても将来何かに繋がって、「あの時の経験」が自分の一部になっていることに気づく時が必ずくるので、やった事、出来なかったこと、必要だった事をちゃんと記録をして次に繋げることが今の自分に出来ることとです。

 

 

そして先生のお着物。

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「綺麗!」しか出てこなくて自分の語彙の少なさにがっかりしますが、本当に本当に美しいお着物でした。

絵の中の場所に引き込まれるようです。

もっと近くで撮らせてもらえば良かった…。

自分で所有することはとてもできないようなお着物ですが、絵画展などを見に行くのと同じように、本物を見ることで自分の内面や感性を磨くことに繋げていけるのかなと思います。

でもやっぱりそれも積み重ねですね。直ぐに人間力が上がるわけではないけど、続ける事でゆっくり磨かれて行くはず。

と、信じてマメに芸術に触れる機会を持つようにしようと改めて思った新年会でした。

 

そしてそして、なんと僭越ながら着付け講師として舞台でご挨拶もさせていただけました。

大先輩方と並んでこの中に入ってしまって良いのか…と戸惑いはありましたが、幹事としては時間が押すのは不味いので思い切って壇上にあがりました。

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今は講師としてお仕事できる事が嬉しくて日々頑張ろう!とは思っていますが、この先ずっと講師を続けていくのであればまだまだ知識も技術も足りていません。

着物に関する知識だけでなく、将来本気で個人事業主になりたいのであればそこの知識や覚悟も不可欠です。

 今年どれだけの事を身に付けられるかで、この先が変わってくるのではと思っています。

覚悟を決めて、目的を明確にしてそれぞれの事を学んでいきます。

 

後は、常に姿勢を良く…を意識します。

首が前に出ちゃってる…涙

着物小物収納* 300円ショップの不織布BOX

最近の帯揚げ収納は、押入の上の方に突っ張り棒を渡してそこに掛けてました。

畳まなくていいし、掛けるだけなら楽なのでは?!と思って始めたのですが1本取ると他のも一緒にズルズル落ちてくるし、奥の方は取りずらいしでストレスでした。

 

他の買い物があって寄った3COINSで帯揚げ収納にちょうど良さそうな不織布BOXを見つけました。

帰って早速、帯揚げを入れてみました。

中に4つ仕切りがあるので雪崩になりにくいところがポイント高いです。

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帯揚げを横4つ折りで入れると幅が少し足りなくて端がちょっと折れるところが惜しい。でも許容範囲です!

(ちょっと詰め込みすぎてシワになりそうなので少し枚数減らそうかな…)

色々と試行錯誤しましたが、やっぱり帯揚げはスタンダードに長方形サイズに畳んで立てて収納が1番なのでしたー。

着物記録* 紅型小紋×山吹色名古屋帯

元々は母の持ち物で、生成り色地に紅型で菊、紅葉、笹、松、松葉、梅と秋冬の植物が染められています。

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白だしなんとなくおめでたい感じなのでお正月に着たくなります。

 

じつは目立つ所に汚れがあり、洗張りに出したいと思っています。

あと八掛も微妙なピンクであまり好みな色ではないので、もう少し落ち着いた色に変えれば長く着られそう。

キレイにして大事にしていきたい着物です。

 

 

着物記録* 紅型小紋×ギンガムチェック半幅帯

もう2019年1月も半ばですが、振り返り記録です。

 

1月3日、川崎競馬場で行われた流鏑馬の観覧へ着物で。

着物初めでした。f:id:md0426:20190115092927j:imagef:id:md0426:20190115092940j:image

赤い実の枝にとまる3羽のシマエナガ帯留め。

普通は神社で行われる神事ですが、私の住んでいる川崎区では競馬場で毎年恒例です。

今年も快晴で良かった。

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的に当たった時の「カーン!」と空へ響きわたるような音とその後の「おぉー」という歓声を聞いてお正月を実感しました。