着物のこの先
欲しいものは着物でも帯でもいっぱいある。
まだまだ選びきれないくらいいっぱいある、という事が、幸せな事なのかも。
10年後は着物業界がどうなってるか分からない瀬戸際の時代だということを先生の話や着物業者さんのSNSの投稿を読んでいて知った。
「この反物を造る技術を持ってる人は世界に後1人です。後継者もいません」と着物屋さんが言っているのを聞くと、リアルすぎて怖い。
小中高校でせめて選択授業で着付けが習えるようになったらいいのに。その講師なんて出来たらうれしい。
基本だけ知ってれば洋服と同じように自由に好きな物を選んで好きなように着ていいって事を知る機会があればいいな。
原体験があるとないとでは違うはず。
その原体験があって、大人になって自分で好きに買い物ができるようになった時に、着物を素敵に着てる人が街にポツポツとでもいたら、着物を選ぶ人も一定数いるんじゃないか。
あとは大人向けじゃなくて、子供向けアニメとかマンガで着物戦隊的なものが爆発的ヒットとかしないかな。
私調べでは着物好きな40代くらいまでの着物好きな人はだいたい皆、漫画とかアニメとか好きな気がする。
私も着物始めたの、今思えば色んな理由があるけど、マンガの登場人物の着物姿に憧れたのは大きい。
「ちはやふる」を読んで着物に興味持った若者も絶対いるんだろうし。
小さな頃にセーラームーンを見てた世代向けのセラムングッズが売れてるらしいし。
成長過程で好きなものや趣味はどんどん変わるけど、小さい時に好きだったものって大人になっても自分のどこかに残ってる。気がする。
この先も着物を選んだり着たりする楽しみが続いてくように、若い世代に着物の楽しさを引き継いでくことが出来たらいい。