新年会と今年の抱負。
吉澤暁子きもの着付け教室の2019年合同新年会に参加してきました。
当日の着物。
無地場の多い南天の飛び柄小紋に宝尽くしの袋帯でセミフォーマルでした。
全体が淡い色だと、どうしてもどこか引き締めたくなってしまい、帯締めは紺と白染め分けの平唐組にしました。
グラデーションが綺麗で一目惚れ。
訪問着や付け下げにすべきか迷いましたが、新年会で着たいと思って誂えた着物だったのでこれにしました。
今年の新年会は幹事を努めさせていただいたのですが、事前打ち合わせで姉弟子さんから「お迎えする側は末広の銀色の面を表に出す」ことを教えていただき、この後さし直しました💦
学びでした…
幹事自体が初の体験で分からないことだらけでした。
姉弟子さんに色々と教えていただきながらなんとか事前準備を進めましたが、当日は予想通りの木偶の坊ぶりを発揮しておりました。
申し訳ない!と反省しきりではありますが、今回は出来ない事前提で私に勉強させてあげようということでの幹事任命だったのかなと思っている部分もあり、その意味では沢山勉強させていただきました。
悩んで大変な思いをした経験も、直ぐには役に立たなくても将来何かに繋がって、「あの時の経験」が自分の一部になっていることに気づく時が必ずくるので、やった事、出来なかったこと、必要だった事をちゃんと記録をして次に繋げることが今の自分に出来ることとです。
そして先生のお着物。
「綺麗!」しか出てこなくて自分の語彙の少なさにがっかりしますが、本当に本当に美しいお着物でした。
絵の中の場所に引き込まれるようです。
もっと近くで撮らせてもらえば良かった…。
自分で所有することはとてもできないようなお着物ですが、絵画展などを見に行くのと同じように、本物を見ることで自分の内面や感性を磨くことに繋げていけるのかなと思います。
でもやっぱりそれも積み重ねですね。直ぐに人間力が上がるわけではないけど、続ける事でゆっくり磨かれて行くはず。
と、信じてマメに芸術に触れる機会を持つようにしようと改めて思った新年会でした。
そしてそして、なんと僭越ながら着付け講師として舞台でご挨拶もさせていただけました。
大先輩方と並んでこの中に入ってしまって良いのか…と戸惑いはありましたが、幹事としては時間が押すのは不味いので思い切って壇上にあがりました。
今は講師としてお仕事できる事が嬉しくて日々頑張ろう!とは思っていますが、この先ずっと講師を続けていくのであればまだまだ知識も技術も足りていません。
着物に関する知識だけでなく、将来本気で個人事業主になりたいのであればそこの知識や覚悟も不可欠です。
今年どれだけの事を身に付けられるかで、この先が変わってくるのではと思っています。
覚悟を決めて、目的を明確にしてそれぞれの事を学んでいきます。
後は、常に姿勢を良く…を意識します。
首が前に出ちゃってる…涙