きもの 草々

着物着付け師、着物講師を目指して勉強中。着せつけ練習や着物でのお出掛けの記録。

他装練習 2018.8.15

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・襦袢上前の衿に波シワ

 →着物の上前の衿を決める時に下に引っ張ってしまった

・腰紐の結び目がおはしょり部分に出てしまっている

 →腰紐が右腰から左腰にかけて斜め上にあがってしまった?紐自体も下すぎた。

・上前幅が広すぎた

・体に巻いてある後ろの帯が斜めになっている

 →幅出しをもう少し手前からする?

・帯結びが右に寄ってしまった。上の羽、もう少し小さい方がバランスが良い。

 

他装練習 2018.8.12

振袖練習

30分

おはしょり、左が長かった。

襟ももう少し抜いて良かったな。

文庫の結び目に見える部分が背中から浮いてしまう。

羽の根本に余分をもう少し長く作って、その上に枕置いてみようかな。

おはしょり上げの謎が解けない。

先生に聞くのは簡単だけど、自分で何度もやって解決の糸口を見つけることがきっと着物の構造の理解に繋がるはず…

でもやっぱりまだここは謎…

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帯のみ2回

羽が左右対称にらならず。

左右対称の結び方は難しいと聞いたけど、やっぱり文庫は出来るようになっておきたいな…

もう、意地。

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浴衣レッスン忘備録

この夏から、師匠の許可を得て姉弟子さんから引き継ぐ形で、着物屋さんの中で着付け講師のお仕事をさせていただいています。

 

昨日が2回目の浴衣レッスンでした。

20年ぶりに浴衣着ます!という方とのマンツーマンだったので、レッスン中に思ったことが記憶残る程度には落ち着いてレッスンが出来たようです。

 

以下、忘備録です。

 

紐の扱い方がとても重要と再認識。

「 腰紐を結びます、胸紐を結びます」

というと一動作だけど、当てる位置、手の早さ、動かし方、もう自分では意識しないでやっているけど実はコツがいくつかある。

 紐をからげる時の位置ひとつとっても、やりやすい位置とその理由がある。という事を、まどろっこしいようだけど、それを一つ一つ伝えることでスムーズにやって貰えたりする。

でも、手順とその手順を行うためのコツは切り分けて伝えないと、人によっては「着付けは覚えることが多くて大変!」と思ってしまうのかもしれない。

結果こうなればOKですよ。という事を示した上で、上手くいかない方には、そのためにはこう動く事がコツですよ。と、上手く伝えられると良いな。

 

裾を決める時の襟先の持ち方、動かし易い持ち方があるけど、なかなかそれが伝わらずに苦戦。そうゆう場合はそこに時間を取られても良くないので、進んでしまった方が良いのかもしれないけど、わかりやすく伝えられるようになっておきたい。

 

背中のシワをとる手順も、背中に手を回すことに慣れていないと、背中でどっちが腰紐か胸紐かわからないのだなぁ。と。

前から指で伝って行って貰えば良かったかなと、終わってから思いいたる。

 

 あと、浴衣が1通り着れたら写真を撮りたいと仰っていたのに、忘れてしまって大反省。

一通り着終わったら、写真撮りたい方がいないか確認する流れにした方が良いかな。

 

今回も、着物を着れなかった頃はここで躓いてたなーと思い出させてもらえて、とても勉強になりました。

 

一つ一つ躓き減っていき、出来なかったことを忘れるくらいに手が自然に動くようになって着られるようになった着物。これからは逆に一つ一つ思い出して蓄積していく作業です。

 

今週の着付け練習記録

今、早く身に付けるべきなのは、着付けを人に伝える技術の向上なのですが、他装練習を少しでも休もうものならあっという間に退化してしまうので休めません。

 

今週は黒留袖週間でした。

 

帯締めが片方下がり気味でした。お太鼓の下線もかなり歪んでます。 28分

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 前回よりさらに歪むお太鼓 30分

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腰のうしろの補正の横幅を広げてみました。

お太鼓作りに神経を集中… お太鼓上線がまっすぐできました。お太鼓サイズも好き。

上前の幅が短くなってしまい細見えですが、黒留袖の貫禄が足りないような。27分

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 おはしょり短くなりすぎました。重ね襟の見え具合が首元から帯に掛けて広くなってしまいました。裾すぼまり感は好きです。両脇の紋が正面から見えているところは良い。24分

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並べてみるとどのお太鼓も下線とタレが右が上気味になっている?

下線を作る時に手が右側に寄ってしまっているのかもしれない。

来週は腰の後ろの補正ももう1度見直してみようと思います。

他にも原因があるのだろうか…

襟の角度もまただんだんと鈍角よりになってしまっているので気を付けなければ。

姉弟子さんにお話を聞く会

3月初めを最後にブログ書けていませんでした。着物に関しての色んな事があったはずなのに、楽しかったこと大変だったこと勉強したことの何一つ記録出来ていない…

習慣にするのは難しい。

 

今月の着物のお稽古はお休みさせてもらうことにしましたが、昨日は大阪から先生に同行されている姉弟子さんに、お話を伺う機会を設けていただけたので日本橋まで行ってきました。

 

大阪の教室で既に初級コースを担当されていたり、先生の撮影に同行もされている姉弟子さんに、何でも質問して良い!という会でした。

 

東京の姉弟子さんも同席して下さって、仕事としての他装のお話と着付け講師としてのお話を聞かせていただきました。

今までどんな勉強や努力を経て、現在のお立場にいるのか、またどんな思いを持って仕事をしているのか。

 

生身の人間に対して何かを伝える仕事は、手順一つ伝えるのでも、人それぞれ受け取り方も飲み込み具合も違う、だからその場に何人いたとしても、どんな人かを見極めたり、それぞれの人の表情が変わるのを見逃さない事が大事という事をお2人とも仰っていました。

 

手順を伝える事が「教える技術」なのではなく、人の気持ちに敏感になってそれぞれの人に合わせて伝える、かつその場にいる全員が楽しく気持ちよくレッスンを受けられるように、全体を見ることが「教える技術」として重要と教えていただきました。

 

お2人とも、質問に対して、こちらが聞きたいことの何倍もの情報だったり思いだったりを即答で返してくれる。

仕事ができる人ってこうだよな…と。

先生とお話させて貰っている時もですが、自分にはまだ仕事に対してのポリシーとか目指すものがはっきり持てていないので、「なるほど…」と聞いて感銘を受けることしかできません。

いつか、自分の気持ちや意見も話せるようになりたい。

 

自分は着付けを教える事に関して、技術レベルとして例えば1から10まであるとして、自分がどのレベルなのかも今まで分かっていなかったけど、1にも満たないと分かったところ。

先生と姉弟子さんに紹介して頂いたお仕事の面接の結果待ちで、モヤモヤしているところですが、結果がどうだったとしても進むのを辞める事はしたくないので、ソワソワしながらも少しでも知識と技術が増やせるように今できる勉強をします。

 

姉弟子さん、わざわざ滋賀県から来てくださっているのに、さらにお手土産までいただいてしまいました。

そんな暖かい心配りも見習っていかなくては。