他装* 1歩先へ
先日師匠から、「そろそろ、ただ着付けられるというだけではなく"その人が1番綺麗に見える着付け"も考えながら練習してみてね」と言われました。
着付けの手順は頭に入り、最初はかなり難しく感じていた左右対称の襟合わせやおはしょりの処理も目と手が慣れてきて、迷いは少なくなりました。
着付けのタイムや動きの荒さ、現場でのトラブル対応力などまだまだクリアしなければいけない課題はまだまだあります。
でも今後、個人で着付けの仕事をしたいのであれば「その人がより綺麗に見える着付け」が出来るのと出来ないのではリピーターの獲得に差が出ます。
「また次も着付けをお願いしたい」と思って貰えることは仕事を長く続けるためには必要ですし、何よりきっと自分が嬉しいだろうなと思います。
せっかくの素敵な着物でも着付けによってはその魅力が半減してしまいます。
着付ける側としてはそんな事態は避けなければいけません。
・その人と着物の魅力が最大限に出る着付けをする
↓
・着姿を沢山褒められたり(&着ていて苦しくない)
↓
・着物を着て良かった!また着よう♪
と思えるような、たまにしか着ないからこその特別感を十二分にも味わって貰えるような着付けを目指したいです。
では、その人がより美しく見える着付けとはどんな着付なのか。
TPOを踏まえた上でその人の雰囲気や体格、着物の格に合わせた着付けを瞬時に判断して、ご希望も取り入れながらイメージ通りに仕上げていく。
ということだと思っています。
さらに、現場では様々な制約や条件のある中でベストな着姿にしなくてはいけません。
…今の私には気が遠くなるようです。
ですが千里の道も一歩から。
まずは1歩先に進みたいと思います。
まずはどの部分をどのように調整したらイメージが変えられるのかを自分の中で明確にするために、次のブログで整理して書き出してみたいと思います。